港区の交通情報について(山手線各駅の紹介)

2018年7月3日

港区の乗降客数上位駅


港区といえば、青山、広尾、新橋等々一度は聞いたことがある有名な地名が数々あります。
表参道駅や青山周辺はブティックや高級ブランドの商業施設が多く、広尾や麻布は高級住宅街が建ち並でいます。
虎ノ門や新橋は有数のビジネス街のイメージが強いです。
東京のシンボルとして謳われる東京タワーも港区にあり、人気の観光スポットが集約しているかのような港区は、東京のほぼ中心に位置しているといえます。

JR東日本は2017年に駅別の1日平均乗車人員数のランキングを100位まで発表しています。
それによると、港区では5位品川駅、7位新橋駅、17位浜松町駅、18位田町駅があげられています。

5位の品川駅は、JR東日本の在来線各線や東海道新幹線などが乗り入れる大きなターミナル駅です。
「日本の空の玄関」の成田国際空港へ向かう成田エクスプレスも、品川駅を通っています。
日々の通勤・通学以外にも、新幹線が通っていたり空港が近い立地にあったりと、旅行や出張で来た人も利用する品川駅。
多方面からのアクセスが可能の品川駅は、駅中も充実しています。
2015年10月1日にオープンしたエキュート品川は、鉄道と商業施設を一体化していて、駅構内から外へ出なくても、少し空いた時間に食事やお茶ができたり、お土産を買ったり、長距離移動時のお供の本を購入したりと、利便性が高い施設になっています。
また品川駅港南口周辺は、高層ビルが立ち並ぶオフィス街と商店街が広がっており、ハートのオブジェのような二本の棟が商店街の入口として目印になります。
すぐ横には品川インターシティや品川グランドコモンズが高層ビル街の入口として目を引き、品川インターシティの広場は品川セントラルガーデンと呼ばれ緑豊かな景観が広がっています。
そこから更に奥へと足を運ぶと、高浜運河が見えてきます。高浜運河沿いが公園となり、高浜運河沿緑地コースとして散策でき、ウォーキングやジョギングを楽しむ人々を見かけます。
反対方面の高輪口はエンターテインメント施設が充実しているイメージです。代表的な建物は品川プリンスホテルでしょう。宿泊はもとよりウエディングやレストランだけでなく、映画館やボーリング、ライブホールまでも兼ね備えています。
坂を上っていった先には、水族館のマクセルアクアパーク品川があり、ホテルとエンターテインメントが見事に融合しています。

7位の新橋駅は、JR、東京メトロ、都営地下鉄、ゆりかもめが乗り入れてるほか、都営浅草線からは羽田空港や成田空港へ直通できます。
日本最初に鉄道が開通した「鉄道発祥の地」として知られている新橋駅は、有数なビジネス街の一つとしてサラリーマンの街のシンボルであるSL広場が有名です。
SL広場にある蒸気機関車C11形292号は、鉄道が開通した100周年を記念して1972年に設置されたモニュメントです。
SL広場は、インタビュー場所としても有名なので、テレビで目にした事があるのではないでしょうか。また、サラリーマンの街というだけあり、飲み屋街のイメージが強いです。
新橋駅から有楽町駅の方まで続くガード下の飲み屋街は、特に人気のスポットです。
新橋駅東口周辺は日本テレビがあり、宮崎駿監督がデザインした日テレ大時計が観光名所のひとつとして存在しています。高さが12メートルあり、からくり時計として一日4回から5回動きます。

17位の浜松町駅は、JR、東京モノレールの羽田空港線が乗り入れている駅です。
JR浜松町駅の山手線外回りの駅ホームには小便小僧のブロンズ像が設置されており、この像は1986年(昭和61年)から毎月衣装が着せ替えられている事で知られています。
また羽田空港へは東京モノレール1本でアクセスできるため、JRからの乗り換えの駅として使用する人が多い駅です。
浜松町駅の周辺環境は、駅の東側には旧芝離宮恩賜庭園が広がっており、駅と庭園の周辺には首都高速都心環状線が通っています。
駅の北側と西側は都内有数のオフィス街となっており、世界貿易センタービルをはじめ、さまざまな大型のオフィスビルが立ち並んでいます。

18位の田町駅は、JRの山手線や京浜東北線が乗り入れている駅です。
5位の品川駅の隣の駅ということや、国道15線が駅西口側に通っていたり、都営三田線や都営浅草線が周辺に通っていたりするので、交通のアクセスが良いこともあいまって、三菱自動車や森永乳業、バンダイナムコなどの数々の大企業のオフィスが建ち並んでいます。
オフィスだけでなく、東京工業大学が駅東側に立地しており、大学だけでなく高等学校や中学が数多く点在しています。