中央区の主要駅とその特徴について

2018年8月8日

中央区は大きく分けて3つのエリアに分けることができます。
それは、「日本橋・京橋エリア」、「銀座エリア」、「築地・勝どき・月島」の3つです。
それぞれのエリア別に主要な駅とその特徴について今回はご紹介させていただきます。

日本橋・京橋エリアについて


日本橋・京橋エリアで一番特徴的なのはやはり「日本橋」の存在でしょう。日本橋は日本の道路網の始点となる橋であり、かつてお江戸の中心地であったという歴史を今もなお感じることができます。特徴的なシンボルとして日本橋の中央柱には麒麟の像が鎮座しています。麒麟には本来伝説には無いとされている翼があり、首都の飛躍を願って付けられたものとされています。また、「日本国道路元標」と刻印された丸型の「道路元標」も埋め込まれていてその裏側には設置当時の内閣総理大臣佐藤栄作の名前が刻まれています。このように日本橋エリアは歴史を感じさせる街並みとなっており老舗なども多く、街全体に風格が漂っています。
また、日本銀行が立地していることから、東京を代表する金融地としても名高いエリアです。
その中でも代表的な町として兜町があります。明治時代に金融の中枢を担うようになり、日本初の国立銀行が兜町に完成し、のちに東京証券取引所が誕生するなど、日本のウォール街と呼ばれるまでに成長しました。また、日本初の郵便局が建った場所でもあり、現在も元旦にはここで年賀郵便元旦配達出発式が行われ、新年最初の郵便物を手渡しで届けています。

銀座エリアについて


銀座エリアは日本の「贅(ぜい)」が結集する街としてのイメージが強いと思います。有名テナントが入居する高機能な貸店舗物件や高層マンションなど、数々の高級不動産が並び、華やかさでは右に出るもののないこの街には、「贅」だけでなく、各地の特産品や情報も豊富に集まってきます。銀座からは、東京駅八重洲口は至近であり、この日本一のターミナル駅へ徒歩でもアクセス可、という抜群の立地の良さが、地方の文物を引きつけ易い環境を形成しているようで、銀座界隈では実に多くのアンテナショップを見つけることができます。
このように、いわば、全国各県の“公開窓口”の集積地としての役割を果たしている銀座は、日本橋にも比肩しうる、まさに日本の中心地といっても過言ではないでしょう。
新宿、六本木といった、立ち並ぶ高層ビル群によって街並みのアウトラインが形成されている街区とは、また違った街としての在り方を見せてくれている銀座。そこにあるのは、“近代的で機能的な建築”と“歴史を保存する伝統的な建物や風景”が、うまく調和した姿です。そんな銀座という街を彩るビルの造りや街並みの様相は、「非常に落ち着いていて、上品で優雅」と、世界からも高い評価を得ています。歴史ある企業やブランド重視の業界に属する組織ほど、老舗店舗や重厚なビルが軒を連ねるこの銀座という土地に発信拠点としての基幹ビルを設けたり、当地の賃貸オフィス、貸店舗等にテナントとして入居したりする傾向にあります。
この街には、世界的にも名だたる著名企業が、フラッグシップショップ(旗艦店)やショールームを進出させていることでも知られています。この理由は、先に述べた「世界的にも評価の高い東京の中心街・銀座が持つブランドパワーが認められている」という証に他なりません。

築地・勝どき・月島エリアについて


中央区と言えば銀座や日本橋といったイメージが強いかもしれませんが忘れてはいけないのがこのエリアです。築地と言えば国内有数の観光地となっており浅草、スカイツリーに次いで東京の人気観光地となっています。
築地=築地市場といっても過言ではないのですが築地市場は、都内に11ある東京都中央卸売市場のうち最も古い歴史を持つ、水産物、青果物を取り扱う総合市場です。
築地市場は、日本橋にあった魚市場と京橋にあった青物市場が移転し、昭和10年(1935年)に開場しました。そこから今に至るまで80年近く日本最大の市場として君臨していましたが狭隘化が著しく、流通環境の変化に対応できない状況等から、平成13年(2001年)12月に策定した第7次東京都卸売市場整備計画において、豊洲地区に移転することを決定されています。
築地市場では、生鮮食料品が国内各地はもとより広く海外からも入荷し、水産物で約480種類、青果物で約270種類を取り扱っており、水産物はもとより青果物でも特に促成野菜、洋菜類、ハーブ類は豊富な品揃えとなっています。
また、1日当たりの入場人員は約4万2千人(平成14年11月調査)、入場車両数は約1万9千台(平成17年9月調査)であり、入荷から販売まで24時間連続して活動しています。

様々な顔を思った中央区


このように同じ区の中でも様々な顔を持つのが中央区の大きな特徴と言えます。
いずれにせよ、日本の中心地としてのイメージが強いため中央区には相次いで様々な企業が進出しています。今では中央区に企業を構えることが一つのブランドになっているのかもしれません。

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