山陽建設工業株式会社様 インタビュー

山陽建設工業株式会社

部分施工からトータル施工まで。
夢を現実にする工事を。

山陽建設工業株式会社

山陽建設工業株式会社

所長 栗原 崇 様  鈴木 健史 様

http://www.sanyokk.com/index.html

2017年6月20日

幾つもの地下鉄の駅が所在する千代田区神田小川町。今回、山陽建設工業株式会社様が移転された第二木津ビルは、神田小川町二丁目に立地している。御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅、小川町駅、淡路町駅から徒歩でアクセスできる非常に交通の便の良い場所だ。
第二木津ビルから程近い靖国通りと本郷通り沿いには、多数のビルが建ち並ぶほか、エクセルシオールカフェ、ドトールコーヒーなどのチェーン系カフェや休憩時間のランチに利用できそうな飲食店がひしめくように軒を連ねる。郵便局や金融機関も複数あり、事務関係の手続きに便利に活用できそうだ。
賑やかな二本の大通りから少し奥に入った閑静な場所に佇む第二木津ビル。ビルのすぐ近くにも複数の飲食店があり、コンビニも程近い。落ち着きと利便性を兼ね備えたオフィスワーカーにとって絶好のロケーションだ。そんな第二木津ビルに、山陽建設工業株式会社様は業務拡大のために移転された。1階の事務所は、お洒落な店舗かと見紛う程、スタイリッシュに仕上がっており、建設会社ならではの高いデザイン性がうかがえる。今回、オフィスをご訪問し、移転後の話を伺った。




 

【施工は夢を現実にする工事。設計図のイメージに近付けながらコストとのバランスを図る】

―お仕事内容を教えてください。

基本的には、図面設計から施工管理までトータルで請け負っています。もちろん、施工のみも請け負う場合もあります。デザインに応じた工事を行って、完成したらお客様に引き渡しをします。アフターメンテナンス等の管理までを弊社で行います。お客様に合わせて、ケースバイケースで柔軟に対応するようにしていますね。お客様は、弊社と直接契約の場合もあれば、元請けがいて、さらにその上にお客様がいる場合もあります。

―仕事をする上で難しい部分は何ですか?

お客様によってはデザイナーさんが付いていることもあります。その場合には、設計のイメージを図面でもらうのですが、そのままでは、なかなか工事まで辿り着けないのが現実です。デザイナーさんの設計した通りに施工をしようとすると、どうしてもコストが跳ね上がってしまうんですね。でも、施工は夢を現実にする工事なので、できるだけデザイナーさんのイメージに近づけながら、コストも範囲内で収められるようにしています。そのバランスを図るのが一番難しい部分ですね。

流れとしては、デザイナーさんから上がってきた図面を施工ができるように弊社で修正して、「こういう風に作りますけどいいですか?」とお客様に伝えます。そして、お客様の了解を得られたら、見積もりを出すという方法を取っています。
設計とコストのバランスが取れたら、受注をして、次が施工です。協力業者と実際の施工に入っていく流れになりますね。

 ―HPを拝見しましたが、色々な分野の建物を建設されているのですね。内装だけではなくて、建物を一から作ることもあるのですか?

住宅をはじめ、飲食店やホテル、学校などの建築にも携わっていますが、内装だけではなくて、建物を一から作る場合もあります。住宅は、大阪本社で請け負っていて、戸建てやマンションのリノベーションの工事が多いですね。東京営業所では主に店舗・オフィス・マンションのリノベーションの内装を行っています。




【皆が言うべきことを言える環境作りが大切。上司がプレッシャーをかけては良い仕事はできない】

 ―御社が仕事をする上で大切にしているポイントを教えてください。

皆が仕事をしやすい環境を作ることを何よりも大切にしています。上司が強く叱ってプレッシャーをかけることにより業績を向上させるのではなく、現場の意見に耳を傾けることにより、意欲を掻き立てることを大切にしています。その結果として業績も向上していくという好循環が当社のスタイルですね。皆が言うべきことを伝えられる環境は仕事に対する意欲と向上心が芽生え、実力も発揮できるようになります。実力が認められて仕事の楽しさを実感できれば、皆が会社に定着してくれます。その好循環が生まれるように皆がのびのびと仕事に打ち込めるような環境を作ることを第一に心がけています。


 ―本当にその通りですね。営業は主にどのようにされているのですか?

営業は大阪本社にはいますが、東京営業所にはいないんです。工事が終わると、そのお客様から「こういう案件があるんだけど」と新しい仕事を紹介していただいて、次の仕事を獲得しています。請け負っている工事をしっかりやることはもちろん、現場を綺麗にすることや挨拶回りをきちんとすることが、結果的に現場営業そのものになっているのだと思います。なので、営業の肩書の付いた名刺を持っている社員は、東京営業所にはいないんです。
あとは、お客様からだけではなく、職人さんから新しいお客様を紹介してもらうこともあります。「トータルで工事を請け負える会社を探している」と声がかかって、トータル施工を請け負うこともありますね。
それから、元請けから仕事を受注することもあります。そのような場合は、できるだけ元請けの負担を少なくするのが、弊社のような下請けの仕事だと思っています。下請けが頑張って元請けに安心して任せてもらえることができれば、元請けはさらに他の仕事ができるようになりますよね。そうすると、元請けにメリットが生まれるので、例えばお客様から元請けA社に受注が入った時にA社から弊社に頼んでくるというパイプが作れるようになっていきます。その付加価値を生み出せるよう常に努力していますね。

元請け:お客様と直接工事の契約を結ぶ会社
下請け:元請けから仕事を受けて代行する会社

 ―なるほどよく分かりました。ところでお二人とも、もともと大阪本社で働かれていたのですか?

私達は二人とも、もともと山陽建設工業以外の飲食店等の内装工事を請け負う会社で働いていました。栗原と私はそこで先輩、後輩の間柄だったんです。山陽建設の社長は栗原の兄なのですが、本社のお客様が東京に物件を出したいという話が出たのをきっかけに、栗原が所長として東京営業所を出すことになりました。
その一年半後位に私も山陽建設に入社して、最初のうちは二人でやっていましたが、人が少しずつ増えて今に至っています。だから栗原も私も、実は大阪本社で働いていたことはなくて、山陽建設の仕事としては東京営業所が初めてなんですよ。
東京営業所を始めて、最初の半年間は仕事があまり入ってこなくて時間を持て余していました。ひとつ小さな工事が入って、そのお客様から次の仕事を紹介していただいて、そこからはひっきりなしに仕事が舞い込んでくるようになりましたね。そのお客様に感謝する思いを糧に、その後も現場の規模にかかわらず一つ一つの仕事を大切にしています。今は、ありがたいことに、逆に人が足りなくなって、人手を増やしている状況が続いています。

 ―右肩上がりが続いているのが素晴らしいです!建築関係の雑誌にも色々掲載されていますよね。

雑誌に掲載されているのは大阪本社で携わった案件ですね。弊社は日本で最大級の建築家や施工業者が集まっている「ARCHTECTS STUDIO JAPAN」というネットワークに加盟しているので、そこから声がかかることが多いようです。「ARCHTECTS STUDIO JAPAN」では、建築家や建設会社同士のコミュニケーションを図ることができるので、様々な横の繋がりが生まれていきます。他にも、デザイナーさんやお客様との出会いもあって、色々な方向へのパイプに発展していっています。

―昭和38年に山陽建設工業株式会社に商号変更なさっていますが、社名の由来は何ですか?

創設当初の社名は栗原工務店でした。株式会社にする時にも、はじめは株式会社栗原工務店としたのですが、先代の社長がもともと広島の出身なので、山陽地方の「山陽」から取って山陽建設工業株式会社という社名にしたのだと思います。栗原工務店も山陽建設工業株式会社も先代が決めた名前ですね。

―御社のHPでミャンマーのビアンカという会社を拝見しました。こちらについても教えていただけますか。

ビアンカは、ミャンマーにある弊社の支店です。現在の社長が経営を拡大するために、ミャンマーでスタートさせました。発展途上国では、今どんどん経済が活発化していて、建築工事も盛んになっています。でも工事の技術力はまだあまり高くありません。そこで工事を弊社が請け負うことで、事業を広げていこうと考えています。
例えば、トイレのウォシュレット機能はミャンマーなどの発展途上国にはありません。だから日本の性能が良い製品を持っていくと、とても喜んでもらえるんです。
発展途上国での工事は、弊社側にとっては工事費や人件費を抑えられるし、発展途上国にとっては、性能の良い日本の商材を取り入れられるので、お互いにメリットがあるんです。大手の建設会社も発展途上国の建築に携わっていますが、主に国の施設の工事を請け負っていて、民間の工事はあまり行わないので、そこに弊社が入っていっています。ミャンマーのビアンカでは、主に店舗や住宅などの工事を請け負っております。

【希望が叶った事務所移転。今後の第一目標は業績の右肩上がりを継続すること】

 ―今回の事務所移転のコンセプトを教えてください。

移転を考えた最大の理由は、従業員が増えて前の事務所が手狭になったからです。あと、従業員が増えたのと時を同じくして、お客様からの依頼も多くなり、打ち合わせをする機会も増えました。でも、前の岩本町の事務所は会議室が一つしかなかったんです。なので、会議室が二つ設置できるオフィスに移転しようと考えました。それから、前の事務所はトイレが奥にあって、社員が働いているスペースを通らないとお客様がトイレに行けなかったんです。それも今回の事務所移転で変更したい部分でした。

 


 

 

現在のオフィスでは、この会議室のすぐ隣にトイレを作って来客用にしています。あと、前はトイレが男女共用だったのですが、女性社員から分けて欲しいという要望もありました。できれば、駐車場付きのビルという条件も考えていましたね。そのような幾つかの希望を叶える事務所に移転したいというコンセプトを持って物件を探していました。
そんな時に小川さんに第二木津ビルを紹介していただいたのですが、サイズ感も理想的で、ここなら弊社の希望が全て叶えられると感じました。あとは立地的にも最高でした。御茶ノ水、新御茶ノ水、小川町、淡路町の4駅、それに神保町からも歩こうと思えば歩けるので、交通の便がとても良いんです。小川町は、前のオフィスがあった岩本町から都営新宿線で一駅なので、社員の通勤にも支障が出ないことも決め手になりましたね。東京営業所をスタートしてから、今まで一年半毎に引っ越してきましたが、第二木津ビルには長く腰を落ち着けたいと思っています。前の岩本町のビルはスペース的に従業員数も打ち止めでした。でも、今のオフィスはまだスペースに余裕があるので、あと数人なら社員を増やすことができます。今後、数人の従業員が増えても対応できる広さが欲しかったので、その面からもこの第二木津ビルは弊社の要望にぴったりでした。

 ―オフィス移転に携わることができて良かったです!エントランスや会議室に設置されているランプはレトロでとてもお洒落ですね。

このランプはインターネットで購入しました。ランプを繋ぐ部分も自分達で黒く塗ったんです。テーブルも前のオフィスの会議室にあったものをそのまま使っていますが、スチールの部分を金物屋さんに作ってもらって、やはり黒く塗りました。ドアノブは金物屋さんに頼んで、塗装すると凹凸が出るようなアイアン塗装を施してあるんです。


 ―すごく凝った内装で素敵です!他の不動産会社の紹介でも物件は見られたのですか?

今回の物件探しは、小川さんからの紹介だけです。小川さんには、人形町でも2件程紹介してもらいましたが、第二木津ビルよりもう少し小さい物件でしたよね。1件は1階が駐車場、2階がオフィスで、もう1件は駐車場がありませんでした。第二木津ビルは広さもちょうどいいし、第一印象から良かったですね。一番の決め手は立地条件でしたが、スケルトンでの引き渡しだったので、内装を自分達で好きなように作れると思ったことも大きかったです。あと、小川さんに数件のビルを案内していただいて、安心感と安定感を覚えました。物件に関する説明も、はっきり明確にしてくださったので、信頼できたし、説得力を感じましたね。最初から気に入った物件でしたが、小川さんの熱心で誠実な対応で、さらに背中を押していただいたと思います。


 

 ―本当にお洒落なトイレでびっくりしました。最後に今後の展望をお聞かせいただけますか。

今までずっと業績が右肩上がりで来ているので、それを絶対に崩さないようにするのが何よりの目標ですね。それから今、所長である栗原の負担が大きいので、社員皆で分担して栗原の仕事を減らしていきたいと思っています。栗原は、抱えているお客様も多いし、温和な人柄のせいもあるのか、新しい仕事の声がかかることも多いです。お客様からのご依頼を何とかやり遂げようとする考え方なので、どんどん仕事が膨れていっているんですね。もともと一緒に東京営業所をやろうとなった時も、私が栗原の右手、左手、両足になって楽させようと思って始めたのですが、その時からお客様も増えているし、結局栗原の負担が変わっていないんです。
栗原の負担を少しでも減らすために、社員皆を1から100までできるように育てていきたいと思っています。



 まずは、現場関係のことやお客様とのやりとりをできるだけ沢山経験させて成長させたいです。それができるようになったら、お金関係のことも任せるようにして、各自が一通りの業務をできるようにしていくつもりです。そこまで来れば、お客様を専属で任せることができます。それをできる人材が増えれば、栗原の負担が減りますし、さらに従業員も増えて、さらなるお客様の要望も叶えることが出来ます。下請けが元請けから信用されて任せてもらえるのと同じような体制を、社内でも作るのが一番良いと思うんです。そのために社内的に大切なことは皆が言うべきことを言いやすい環境を作ることだと思います。それは私の中での大切な役割だと思っています。


 

【担当者コメント】

栗原所長、鈴木様、この度は事務所のご契約をして頂きまして、誠に有り難うございました。ご内見の時からご契約に至るまで、貸主様からの様々な質問に真摯にご対応頂けたため、複数の申込企業があった中で貸主様の信頼を勝ち得ることが出来ました。とても仲介しやすかったです。
1Fはそのビルの顔になるとよく言われます。グレーのシャッターで閉ざされていた1Fのイメージをオシャレな外装にしてくれたと貸主様も喜んでいました。室内スペースや駐車場の件もご希望に沿えて本当に良かったです。
また、本業でお忙しいなか、このインタビューにもご協力頂けましたこと、心より感謝申し上げます。
お客様のご期待に沿えるよう、これからも邁進してまいりますので、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。