大都会東京で働く人におすすめの中央区の銭湯

2019年2月15日

東京で働くひとのための温泉【中央区編】

東京の銀座に残る二つの銭湯は貴重な存在


厚生労働省の普通公衆浴場数の都道府県別推移統計によると、1937年には約2,900軒あったとされる東京都内の銭湯は、1996年には約1,500軒、2016年には約560軒と激減しています。東京の中央浴場組合公式サイトには中央区内にある九つの銭湯が紹介されていますが、東京の代名詞的存在の銀座にも二軒が健在です。
銀座1丁目にある銀座湯は1975年創業で、2013年にリニューアルしています。ここを推奨する理由の一つは壁面のタイル絵です。男湯の絵は銀座4丁目の風景をデザインした都会的な作品でリフレッシュできます。女湯の壁面は、東京の夏の夜空を彩る隅田川の花火を描いた一作です。この近辺には多種多様な企業が密集していますので、仕事帰りのサラリーマンやOLにとって利用しやすいですし、仕事が忙しくて会社に泊まるビジネスマンにとっても手軽に立ち寄ることができるアクセスの良さが利点です。
銀座8丁目にある金春湯は江戸時代の1863年創業ですから、150年以上の歴史を持つ都内でもまれな老舗です。名前はかつて金春流能役者の屋敷があったことに由来しています。創業時は木造でしたが、1957年に当時の銀座では最も高いビルに建て替えられました。銀座湯と同様、金春湯の浴室にある豪華絢爛なタイル絵とペンキ絵は仕事帰りのサラリーマンやOLの疲れを癒してくれます。タイル絵は九谷焼でとても貴重です。大きく描かれた富士山のペンキ絵は、この分野では知らない人はいないといわれる名人の手によるもので、これが推奨する大きな理由です。大都会東京のシンボルともいえる銀座に残る2軒の老舗は大変貴重な存在ですので、一度訪ねてみる価値があります。

東京らしいスタイリッシュな四つの銭湯


東京都中央区内にはスタイリッシュな名湯もあります。湊にある湊湯はスタイリッシュな雰囲気と設備が特徴です。おしゃれな雰囲気なので、銭湯であることに気付かない人もいます。内部の壁は木目調でモダン和風ですし、店内にはジャズが流れています。軟水を使用しているので肌に優しく、OLがお勤め帰りに利用するにはぴったりです。男湯と女湯が週替わりで入れ替わるので、異なる雰囲気を楽しめる点も人気の理由です。勝どきにある勝どき湯も、最新機能満載のモダンな都市型銭湯です。サウナはもちろん、ジェットバスやバイブラバスなどがそろっています。特にジェットバスは一気に流れる水流が話題です。近くにある企業のサラリーマンにとってお勧めの立地です。老舗に多い古典的な壁画はなく、壁には楕円形の窓ガラスのようなものが並んでいるのも大都会らしい趣で、都心部で働くサラリーマンが疲れを癒す場として最適でしょう。
入船にある入船湯も内部にBGMが流れている明るい雰囲気の銭湯です。大手生命保険会社がバブル期に建てた建物だけにゴージャスで都会的です。浴槽の縁や、浴槽内の座る部分、シャワーブースなどは肉厚の大理石ですし、浴槽の後方には著名な浮世絵師の作品を陶板に焼き付けた絵があります。バブル期の隆盛を彷彿とさせてくれるという点で、日々厳しいビジネスに汗を流すビジネスマンらにとって馴染めるのも人気理由でしょう。日本橋小伝馬町の十思湯は2014年にできたばかりの新しい銭湯で、最新設備が整っており、明るく綺麗で都会的です。BGMが流れ半身浴もできます。男湯には水風呂と乾式サウナがあり、女湯にはスチームサウナがあるところが近代的です。しかも極めてアクセスが良いので、近くに数ある企業のサラリーマンが勤め帰りに利用しやすい立地も評価できます。

江戸の伝統を守り抜くレトロ銭湯も健在


日々変貌する大都会東京の中央区にあって、昔ながらの伝統と格式を守り続けている銭湯も残っています。日本橋人形町にある世界湯もその一つです。江戸の銭湯文化として名高いのはお湯の熱さです。ここを推奨する理由の一つは創業以来変わらない熱湯です。およそ44度から45度という温度は一般の浴場に比べてかなり熱めです。それが江戸っ子の心意気を伝えてくれるという点で、かつての江戸エリアで活躍するサラリーマンの心に響くものがあるのでしょう。会社に泊まり込んで働かなければならなくなった場合でも、一時休憩してここで熱い湯に浸かれば眠気も吹き飛び新たな気力も沸くのではないでしょうか。今のままの温度が適温だという、常連さんの声を大事にするレトロ的存在の人気は高いです。
江戸っ子好みの伝統的銭湯といえば、佃にある日の出湯も推奨されます。佃小橋の近くにある日の出湯は電気風呂やジェットバスも好評ですが、昔ながらの熱めの湯もしっかり守られています。東京都中央区の中では下町らしい土地柄が残っており、いわゆる裸の付き合いができる交流の場です。近所の人ばかりではなくランナーや釣り人も多いので、近くの企業で働くサラリーマンにとって、異業種の人々と出会えますし、ビジネスにつながる人脈が生まれる可能性もあります。月島にある月島温泉は天然温泉ではありませんが、軟水を使っているので肌に優しいのが嬉しい点です。浴槽も薬湯、マッサージ湯などがありリラックスできます。周辺には名物もんじゃ焼き店もあり、お腹をすかせた仕事帰りのサラリーマンにとっては、お風呂上がりに、もんじゃ焼きでアルコールを楽しめる一石二鳥の嬉しい存在です。