株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント 様 インタビュー

株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント 

韓国から日本への進出
さらなるユーザーの獲得へ

株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント 

株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント 

管理部  姜 美貞 様

http://www.hanbit.co.jp/Default.aspx

2017年1月19日

東京都千代田区に位置する秋葉原は、戦後の高度経済成長と共に世界有数の電気街として発展した。様々な電子機器を販売する店舗をはじめ、多数のゲームショップやアニメショップが軒を連ねている。訪れる人の年代も幅広く、世界的な観光スポットとしての顔も持つ「アキバ」の略称で親しまれる街だ。また、近年では再開発により「秋葉原UDX」などの高層ビルが建ち並ぶ複合施設「秋葉原クロスフィールド」が建設され、さらなる発展を遂げている。

秋葉原駅には、JR東日本の山手線、京浜東北線、総武線をはじめ、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス5線の鉄道が乗り入れている。改札口の一つである電気街口は、多数の電気店がひしめく秋葉原電気街へと通じる出入口で、いつも多くの人で溢れ返る。

株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント様は、ゲームの聖地でもある秋葉原でオンラインゲームの運営をしている会社だ。韓国の企業であるハンビットソフト社と日立製作所の共同出資により2004年に設立。昨年12月、弊社の仲介でANTEX24ビルに移転された。
ANTEX24ビルは、秋葉原駅中央改札口から徒歩約10分の場所に所在している。駅からの道中、近代的な外観の三井記念病院を通り過ぎ、スーパーマーケットライフの角を左に曲がると、清洲橋通り沿いに佇む白いタイル張りのビルだ。

1階に入居中のファミリーマートが目印になっている。タワー式駐車場も完備で社用車活用の企業にも対応しているオフィス。近隣には、浅草橋郵便局やワンコインランチの飲食店が揃い、ビジネスマンにとって不足のない環境だ。


 

今回、株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント様を訪ね、女性スタッフの姜(カン)さんに移転後のお話をお伺いした。

 

 

 


【自社での開発は初となる「はがねオーケストラ」を2016年に販売!】

―御社のお仕事内容を教えていただけますか?

当社ではパソコン用のオンラインゲームの運営、そしてスマートフォン用のアプリの開発と運営をしています。オンラインゲームの運営は、具体的にはユーザーの行動をコントロールしたり、アイテムや敵となるキャラクターの出現率の設定などを行ったりしています。
今までは、運営のみで開発は行っていなかったのですが、昨年、初めて開発から当社で手がけた「はがねオーケストラ」というスマートフォン用のゲームアプリを販売しました。それまでは韓国本社のハンビットソフトで製作したゲームか韓国の委託会社で製作したゲームを日本に持ってきて販売していたんです。でも、「はがねオーケストラ」は、企画から開発まで全て当社で行いました。これは、ハンビットユビキタスエンターテインメントでは初めての試みなんです。

―運営だけでなくゲームの開発も手がけることになったきっかけはあるのですか?

もともと韓国から持ってくるゲームも、日本のユーザーの特徴や嗜好に合わせて販売していました。でも、今回、最初から日本人向けのゲームを作ろうということになったんです。日本人の考え方や気質など様々なことを考慮して、最初から作り上げました。できるだけ日本のユーザーが満足できるゲームを作るために、開発は日本人スタッフが担当して、プログラミングを韓国人スタッフが担当しました。

―一つのゲームを開発するのは大変でしょうね。

そうですね。「はがねオーケストラ」は企画から販売までに約3年かかりました。当社で開発を行うのは初めての試みだったので、社員も苦労して頑張って作り上げました。「はがねオーケストラ」は、「はがね」という名の戦車をカスタマイズしながら、どんどん進化させてバトルしていくアプリです。「はがねオーケストラ」はアニメを先にテレビ放映して、その後にアプリを配信しました。昨年の10月にリリースしたばかりです。


【言葉の壁を乗り越えて】

―「はがねオーケストラ」の今後が楽しみですね。姜さんは日本語がとてもお上手ですが、社員の方は皆日本語を話せるのですか?

もともと日本語を話せる社員もいれば話せない社員もいます。グローバル支援チームというのがあって、話せない社員にはそのチームの人達が通訳をしてくれています。最初は全然日本語が分からなかった社員も少しずつできるようになってきましたが、やはり細かい言葉のやりとりは難しいですね。

今は、社員30名のうち9名が韓国人なんです。日本の法人なので日本人スタッフの方が多いですね。経営陣は韓国人で、普段は韓国にいることが多いです。当社の社長はハンビットソフトの社長も兼任しているし、同様に取締役はハンビットソフトの会長でもあります。日本人スタッフと本社とのやりとりの時は、グローバル支援チームの人や韓国語と日本語が両方できるスタッフに間に入ってもらっています。

―そういうご苦労があるのですね。カンさんはどこで日本語を学ばれたんですか?

私は、初め韓国で就職したのですが、姉が日本にいたこともあって会社を辞めて来日しました。ハンビットユビキタスエンターテインメントに勤める前は、日本語学校と日本の大学に通う学生だったので、そこで日本語の勉強をしましたね。日本の大学なので、当然日本語で授業を受けていましたが、最初は教授が何を話しているのか全然分かりませんでした。でも、隣の席の人に教えてもらったりしながら少しずつ理解できるようになっていきました。
あと、日本で生活していると、普段耳に入る言葉も全て日本語ですよね。だから日本に来て、6ヶ月が経つ頃には、スーパーで買い物をしたり、レストランでメニューを見ながら注文をしたりということは自然とできるようになりました。言葉はスムーズではありませんが、ジェスチャーを交えながら、徐々にコミュニケーションが取れるようになっていった感じです。当社の他の社員は、私と同じように日本の学校に通った人もいるし、韓国の大学を卒業してから日本に来た人もいます。皆それぞれのやり方で日本語を習得できるように頑張っています。

【ゲーム市場の広い日本へ。人気の衰えない「グラナド・エスパダ」の秘密とは】

―もともと日本で会社を設立しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

韓国で成功したゲームは日本でも売れるんじゃないかという考えから日本に進出しました。韓国のゲーム市場も小さくはありませんが、日本の方がさらに大きいです。日本では、沢山の人が娯楽や趣味のひとつとして、気軽にゲームをやっていますよね。でも、韓国では一昔前は「ゲームは良くない物」というイメージがあったんです。日本でも、子どもがゲームをやり過ぎると親が「ゲームばかりしちゃダメ」と注意するかもしれませんが、韓国ではゲームは大人がしても子どもがしても良くない物と思われていたんです。今は韓国でもだいぶゲームが浸透してきて、スマホなどでプレイする人も増えてきました。でも、やはり今もゲームはあまり良い物として捉えられてはいません。韓国に比べると、日本では本当に沢山のゲームをやっていると思います。ゲームだけでなく漫画も同じような面がありますね。
それから、韓国の人口は約4000万人で日本の約3分の1です。人口も日本の方が多いのでもともとのマーケットも大きいんですよね。日本で有名なのが「グラナド・エスパダ」というゲームで、もう10年売れ続けています。昨年がちょうど販売から10周年だったんですよ。

―10年も人気が続くのはすごいですね。「グラナド・エスパダ」はどのような内容のゲームなのですか?

「グラナド・エスパダ」は、複数のプレイヤーが同時に参加できるパソコン用のオンラインゲームです。一人のプレイヤーが複数のキャラクターを同時に操作できる要素もあって、なかなか複雑な内容になっています。

「グラナド・エスパダ」は、架空の物語ですが史実がベースになっているんです。時代背景は大航海時代の後のアメリカ開拓時代で「グラナド・エスパダ」と名付けられた新大陸をユーザーが開拓していきます。イギリスとスペインとの英西戦争で起きた「アルマダの海戦」という戦いで、実際にはイギリスが勝利しているんですが、「もしスペインが勝利していたらどうなっていたか」という仮定の世界をモチーフにしています。バトルでは剣や防具の他に魔法も使うことができるようになっていて、史実とファンタジーの世界が融合しているのも「グラナド・エスパダ」の特徴ですね。

―すごく面白そうなゲームですね!一度始めたら夢中になってしまいそうですが、中には途中で止めてしまうユーザーもいると思います。それを防ぐためにしていることはありますか?

月に1回は、今よりもさらに強い武器を作るためのアイテムを出してユーザーにできるだけ長期間ゲームを楽しんで続けてもらうようにしています。どんな武器なら目新しさや必要性を感じてもらえるか、運営スタッフが頭を捻って考え出したアイデアを、プログラマーに投げて実際にアイテムを作っていくという流れです。ご存知の通り、アイテム購入は当社の利益につながるのですが、あくまでもユーザー心理に立って楽しめるアイデアを日々検討しているんです。きっとそのスタンスがユーザーに伝わって10年の長きにわたり、楽しんでいただくことに繋がっているのだと思います。

―なるほど。では新規ユーザーの獲得はどのようにして行っているのですか?

「ハンビットステーション」というポータルサイトを運営して、パソコン用のゲームの紹介をしています。今、紹介しているのは「グラナド・エスパダ」ですね。

 

http://www.hanbitstation.jp/Home/Default.aspx   ハンビットステーション トップページ一部引用

あとは、イベントを開催して、ゲームソフトを配ったり販売したりしています。これまでの積み重ねで当社には沢山のユーザーがいるので、「この会社のゲームならやってみよう」と思ってくださる方もいらっしゃるようです。「グラナド・エスパダ」を配信している会社が開発したゲームだという噂を聞いて「はがねオーケストラ」を始めてくださるということですね。ゲームのジャンルや内容からではなく、会社名から入ってゲームを始めていただけるユーザーがいることは意外なことですが、とてもありがたいことだとも思っています。

【「VR元年」と呼ばれた2016年。ゲーム業界の今後は?】

―2016年は「VR元年」と呼ばれていたそうですが、御社でもVR技術を取り入れたゲームの配信を考えていますか?

韓国の本社では、現在VR技術を取り入れたゲームを開発している段階です。日本でも徐々にVRを導入したゲームの販売が始まっていますが、まだ宣伝の段階で、活発に売れるところまではいっていないようです。VRを使ったゲームができる場所があまりないですし、爆発的に広まってはいないみたいですね。VRはまだ世界的に開発中の段階で、失敗もしながら発展しているところだと思います。本社のハンビットソフトで開発中のVRのゲームは、韓国のメディアで紹介されています。もし韓国で人気が出たら当社にも来るかもしれないですね。

※VR=バーチャルリアリティー(仮想現実:現実ではない空間に実際にいるような感覚になる技術)

―VRのゲームが日本に来て人気が出たら、今のオフィスが狭くなるかもしれませんね。

そうですね。ただ、現在配信しているゲームはアップデートやアイテムのアイデアを出すのに人員が必要ですが、VRのゲームではどうなるか分かりません。ヘッドマウントディスプレイで自動的にアップデートされるのかとか具体的なことがまだ分からないですね。VRはまだこれからの物なので未知な部分も多いんです。
VRは現実とバーチャルな世界が入り混じる世界ですよね。たとえば、私はダイエットをしている時にジムに行くのが恥ずかしい気持ちがあります。だから家用のランニングマシンを買ったのですが、正直なところ家で一人きりで走ってもつまらないです。そういう時にVRの技術を取り入れて、周りの人達が走っている世界を自分も走りながら見られるようになるとモチベーションが上がるのではないかと思います。VRはもともとゲームの中に入り込んで自分の体を動かしながらプレイをするのですが、アメリカでは、ゲームセンターなどでスキーを滑っているような感覚を味わえるVRのゲームもあるようです。

【希望が叶ったオフィス移転】

―オフィス移転の動機を聞かせていただけますか?

旧オフィスで賃料の値上げがあったこととスペースが余っていたことが一番大きな移転の理由です。もし、今後また「はがねオーケストラ」のようにゲームを開発したり、韓国から新しくゲームを持って来るとなると、社員の人数を増やさないといけなくなりますが、今は「グラナド・エスパダ」と「はがねオーケストラ」の2本に絞って運営をしているので、30人の社員数がちょうどいいんです。移転して、社員数に合った適切な広さのオフィスになりました。

―適切な広さのオフィスになって良かったです。ANTEX24ビルは建物も綺麗ですよね。

外観もですが内装も綺麗ですね。トイレもすごく綺麗なんですよ。実は、内見の時には女性トイレに便座が一つしかなかったんですが、入居前にリフォームして二つに増設していただくことができたんです。従業員30名のうち女性は6名なのですが、順番待ちをすることもほとんどなく、とても快適に利用できています。
ビルが綺麗な上に、家賃も安くてコスト削減もできたので、とても満足しています。


―満足していただけて嬉しいです。社員の皆さんの感想はいかがですか?

社員も皆ちょうどいい広さになったと喜んでいます。スペースを無駄にせず、使えているのが嬉しいですね。応接室が全部で3室あって、ミーティングルームの他に撮影や声優さんの声を録音する部屋としても使っています。
最初に内見した時は、パーテーションが何もない状態だったので、この広さで大丈夫かという不安も少しあったのですが、結果的に会議室も前のオフィスと同じくらいのスペースが取れました。
パーテーションで各ブースを区切ったことで、応接室の一つにエアコンが無くなってしまいました。エアコンを移設したり増設することもできたと思いますが、コストもかさむので吹き出し口を分岐させて対応しました。あとこのミーティングルームは蛍光灯だけだと少し暗かったので、ダウンライトを一つ設置しましたね。内装会社は、アドマイアーの担当の田中さんに紹介してもらったのですが、綺麗に工事してもらえてよかったです。

―他にも物件は内見されたのですか?

はい。他にも結構の数の物件を見ました。アドマイアーさん以外の不動産仲介業者にも紹介してもらいましたよ。アドマイアーさんでは、田中さんが50棟位紹介してくれて、この周辺の物件はほとんど内見したと思います。初めに私が60~70坪と言っていたので、その条件に合った物件を見せてもらっていました。でもやはり60~70坪だと狭すぎたので、田中さんに「広くて綺麗で、かつ安い物件を紹介してください」とお願いしたんです。そしたら翌日、田中さんから「良い物件があります」と連絡があって、こちらのANTEX24ビルを内見させてもらいました。このビルを紹介してもらえなかったら、去年のうちに引っ越しできていなかったと思います。
様々な物件を内見して実体験としての感想ですが、やはりオフィスビルは値段が高ければ新しいし、安ければ古いというのが当然の構図ですよね。でも、こちらのANTEX24ビルは、他の値段が高いビルと比べても外観や内装が見劣りしなかったんです。1階にはコンビニが入居していて便利だし、近くにスーパーのライフもあるし立地的にも満足しました。駅から少し離れるという妥協点を加味して、田中さんの紹介してくれたこのANTEX24ビルは当社のニーズにマッチしていました。
あと、初めの1年間はキャンペーン価格で入居できるというのも相当大きかったですね。実は、田中さんにこの物件を紹介してもらったのが、ちょうどキャンペーン期間が終了した直後だったんです。でも、田中さんがオーナーに頭を下げてくれてキャンペーン価格で1年間入居させてもらえることになりました。本当にラッキーでありがたかったです。

―良い条件で入居できてよかったです。営業の田中の印象はいかがでしたか?

第一印象は軽い感じで「この人に頼んで大丈夫かな?」と思いました。でも、社長に田中さんの印象を話したら「そういう人はきっと上手くやってくれるよ」って言われたんです。本当にその通りでした。
実は初めに他の不動産仲介業者で決まりかけていた物件があったんです。だから田中さんが営業に来られた時に、名刺をもらうつもりはありませんでした。でも、汗をかいて一生懸命「お願いします」と渡されて、すごく熱意を感じたので結局受け取りました。そうしたら、他の不動産仲介業者に紹介されていた物件を社長が外国籍だからという理由で断られてしまったんです。そんな困っていた時に、田中さんからお電話をいただいて、色々相談させていただきました。田中さんは一度見たら忘れられない感じの方で、良い意味でインパクトが強かったです。表情豊かでお顔をしっかり覚えていたので信頼感も持てました。

―ありがとうございます。田中に伝えておきます。最後に今後の展望をお聞かせください。

まずはやはり昨年販売がスタートした「はがねオーケストラ」のユーザー数を順調に伸ばすことです。あとは「グラナド・エスパダ」も今以上に沢山のユーザーに楽しんで欲しいですね。そのためには、ユーザーがゲームを続けたいと思ってくれるような魅力的なアイテムを考えたりしながら、どんどんアイデアを出していきたいです。
今回、社員皆が満足して働けるオフィスに移転することができて、良い仕事をしていける足場を固められたと思っています。通常業務をこなしながらの移転作業は大変でしたが、田中さんをはじめアドマイアーの皆さんに助けられて、何とか引っ越しできて本当によかったです。ありがとうございました。

 

 

【担当者コメント】

株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメント様との出会いは、私の飛び込みから始まりました。そんなぶしつけなところからご対応頂だけた事だけでも嬉しかったのですが、ご契約まで頂きました事に本当に感謝しております。
途中、お客様のご要望に変更があった際、私も急いで対応いたしましたが、お客様も本業で忙しい中すぐにご内見にお越し頂けました。その後、申込から契約に至るまでのご判断も迅速だったため、好物件を逃さずにご入居頂くことが出来ました。
ご担当の姜様には沢山の物件資料提示をさせて頂き、お手間だったかと申し訳なく思っておりますがフットワーク良くお付き合い頂きありがとうございました。
姜様が推挙して頂いた物件を金社長様にもすぐお時間を作って頂き内覧頂きました。
何よりこのスピード感はこちらとしても大変助かりました。
今後もたまに顔出しさせて頂くこともあるかと思います。邪魔扱いしないで頂けたら幸いです(笑)
ハンビットユビキタスエンターテインメント様の益々のご発展を願っております。
今後とも末永いお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。

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